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nバイエルンの工業(2)

ガラス・磁器製造業はバイエルン古来の産業である。今日まで数社が、製品の特化によって、国際的な競争を生き抜いてきた。1879年、オーバーフランケン地方のゼルプに設立されたローゼンタール社は、アーチストによるデザインの超高級食器に特化している。バウシャー社(Gebr. Bauscher)のヴァイデン磁器工場(Weidener Porzellanfabrik)は、世界で初めて、ホテル業務用食器の製造に特化し、すでに1895年には、ニューヨークに1号店を出店した。現在、バウシャー社は世界120カ国に輸出していて、「B1100タイプ」といえば、世界で最も需要の高い業務用食器となっている。

 ドイツの大手自動車メーカー、BMWとアウディの本拠は、バイエルンにある。もとはエンジン製造工場であったBMWの自動車生産は、イギリス車Dixiのライセンス生産(1929-1930)から始まった。今日、商業車種をも含む自動車は、バイエルンの花形輸出品となっている。

 バイエルンの輸出品リストのトップには、紙製品と印刷物がある。世界第4位の鉛筆・色鉛筆のメーカーも、本社はバイエルンのニュルンベルクにある。